関平鉱泉水が誕生するまで
関平鉱泉の源泉は1832(天保3)年、地元に住む原田丑太郎によって発見されて以来、傷や湿疹、胃腸病、帯状疱疹などに効くとされ、「飲んでよし、入ってよし、の天下の名泉」として多くの人々に親しまれてきました。霧島山麓の樹海の川べりで、命の水は約200年のあいだ涸れることなく、湧き続けています。

0 合計 ¥ 0
関平鉱泉の源泉は1832(天保3)年、地元に住む原田丑太郎によって発見されて以来、傷や湿疹、胃腸病、帯状疱疹などに効くとされ、「飲んでよし、入ってよし、の天下の名泉」として多くの人々に親しまれてきました。霧島山麓の樹海の川べりで、命の水は約200年のあいだ涸れることなく、湧き続けています。
日本は、大切な資源である温泉を「温泉法」という法律で定義しています。その中で温泉は「採取された時の温度が25 度以上であること」「ある成分を一定量以上含んでいること」という2つの項目を、温泉の条件としています。
関平鉱泉が湧出する霧島は1934(昭和9)年、日本で最初の国立公園に指定された風光明媚な地です。そびえ立つ山々に降り注ぐ年間4500mmもの雨は、溶岩や火山砕屑岩に浸みこんで地下水となり、火山熱によって溶融した地中のミネラルをたっぷり含有して温泉水になるのです。
かつて、関平鉱泉水を汲むために急な坂道を下って行く必要がありました。荒天時や、お年寄りでも手軽に水を入手できるよう、採水地からパイプで引き、現在の場所へ移転しました。関平鉱泉水は、地域の宝として、国内で唯一自治体(霧島市)が経営するナチュラルミネラルウォーター工場で製造されています。関平鉱泉水は、徹底した衛生管理・品質管理のもとで採水・製造されており、採水地の周辺105haは自然保護と水源涵養のため、国と霧島市が管理しています。
![]() |
![]() |
関平鉱泉水は、ナチュラルミネラルウォーターに分類され、高熱処理とフィルターろ過以外は自然のままの温泉水です。1リットル中にカルシウム15.8mg、マグネシウム10.4mgと健康に良いとされる理想的なバランスでミネラルを含む、国内では希少な中硬水です。豊富なミネラルを含みながらも穏和でまろやか、クセがなく飲みやすい味わいも飲み飽きない魅力です。 さらに、コラーゲンの再生をサポートする「美のミネラル」として知られるシリカ(メタケイ酸)を1リットル中に155.0mgと世界でも有数の高濃度で含有。人工的に作ることができないシリカは、天然由来のものにのみ含まれているのです。また、水に溶けた状態でしか吸収することができないと言われています。関平鉱泉水は、化粧品の原料にも選ばれるなど高評価を受けています。
※分析者/鹿児島県薬剤師会