山あり、川あり、海あり、霧島市

 錦江湾の海抜0 メートルから霧島山の最高峰、韓国岳 1,700 メートルまで!

霧島市は、日本で最初の国立公園で昭和9年(1934年)に 指定された「霧島連山」を有し、また南部には錦江湾を望 む海洋資源にも恵まれ、山あり川あり海ありの大自然に恵まれた地域です。

また、日本百名山の霧島山や、鹿児島神宮の初午祭、霧島温泉郷や日当山温泉、妙見温泉などの温泉で知られる国内有数の観光地でもあります。関平鉱泉所は大自然に囲まれた霧島山麓の中にあり、源泉から湧出する温泉水を衛生管 理された最新設備を有する工場で製造しています。

<目的>霧島市の豊かな自然環境によってもたらされる水資源は、市民共有の貴重な財産であり、将来の世代に引き継いでいく必要があります。
この条例では、霧島市の水資源保全のため、健全な水循環の維持、回復のための取組や水資源が適正に利用されることなどを目指します。

◆霧島市水資源保全条例の主な内容◆
水資源の保全について、それぞれの責務を定めます。

市の責務・水資源の保全に係る必要な措置を講ずるよう努める。
水資源採取者の責務 
・水資源採取の際に枯渇その他の被害が生じないよう努める。
・水資源の適正な利用と水質、水量の保全に資する活動の実施に努める。
・市が行う水資源保全施策へ協力する。
市民等の責務 ・水資源の適正な利用と市が行う水資源保全施策へ協力する。

 水は、生命の源として絶えず地球上を循環し、人を含む多様な生態系に多大な恩恵を与えるとともに、人々の生活に潤いを与え、産業や文化の発展に重要な役割を果たしている。
 私たちのまち霧島市は、風光明媚な霧島山やそこから錦江湾奥に注ぐ清流天降川など、豊かで美しい自然環境に恵まれており、霧島山に注がれた雨水は、シラス土壌などの地層において不純物がろ過され、地下に蓄えられ、私たちの生活や農林水産業をはじめとした産業の発展に欠かせない良質な地下水となって、多くの恵みをもたらしている。
 このすばらしい水資源の恵沢を受けている私たち霧島市民は、将来の世代にこの貴重な財産を継承していく責務を担っていることを認識し、その持続可能な利用が図られるよう取り組んでいかなければならない。
 ここに、水資源に関する施策について、その基本理念を明らかにするとともに、水資源が市民共有の財産であり、公共性の高いものであることに鑑み、健全な水循環の維持又は回復に向けた取組を積極的に推進していくため、この条例を制定する。