関平鉱泉水は、ナチュラルミネラルウォーターに分類され、高熱処理とフィルターろ過以外は自然のままの温泉水です。1リットル中にカルシウム15.8mg、マグネシウム10.4mgと健康に良いとされる理想的なバランスでミネラルを含む、国内では希少な中硬水です。
豊富なミネラルを含みながらも穏和でまろやか、クセがなく飲みやすい味わいも飲み飽きない魅力です。 さらに、コラーゲンの再生をサポートする「美のミネラル」として知られるシリカ(メタケイ酸)を1リットル中に155.0mgと世界でも有数の高濃度で含有。人工的に作ることができないシリカは、天然由来のものにのみ含まれているのです。また、水に溶けた状態でしか吸収することができないと言われています。関平鉱泉水は、化粧品の原料にも選ばれるなど高評価を受けています。※分析者/鹿児島県薬剤師会
カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムは肌と体に必要なミネラル成分です。
なかでも、カルシウムとマグネシウムの理想的なバランスは2:1といわれ、
関平鉱泉水はこのベストバランスで天然ミネラル成分を含む温泉水です。
シリカとは
美のミネラルともいわれ、カラダを構成する肌・皮膚・髪・血管・骨・軟骨などコラーゲンがある全身の組織に関わるマルチプレイヤーのような働きをします。
サルフェートとは
ミネラルウォーターなどに含まれ、マグネシウムなどと硫酸基が結合してできた成分です。主な働きは、デトックス効果があり体内から有害物質を排除する役割があるといわれています。
炭酸水素イオンとは
重曹の水溶液とよく似た構造を持つミネラルです。主な働きとしては、活性酸素を体の外に排出したり、抑えるといった働きがあるといわれています。
エネルギー 0kcal | 塩分相当量 0.01g |
タンパク質 0g | カリウム 1.79mg |
脂 質 0g | マグネシウム 1.04mg |
炭水化物 0g | カルシウム 1.58mg |
関平鉱泉は、切り傷や湿疹、胃腸などの内臓器官の障害に良いといわれ、古くから地元のみなさまに飲み継がれています。
それは単なる言い伝えではなく、近年の調査でも、豊富なミネラルが含まれていることがわかっています。
美容と健康、毎日の食卓のお供に、関平鉱泉を是非ご愛飲ください。
Research
それは単なる言い伝えではなく、近年の調査でも、豊富なミネラルが含まれていることがわかっています。
霧島市営・関平鉱泉所と国立大学法人鹿児島大学は、平成14年(2002年12月~2003年)関平鉱泉水の健康機能について共同研究を行いました。その結果、関平鉱泉水には免疫力を高めて細胞のがん化を抑制する作用がある事を示すデータが得られました。今改めて、研究を担当して頂きました藤井氏(農学博士・鹿児島大学名誉教授)に関平鉱泉水の魅力をうかがいました。
藤井 信(ふじい まこと)先生
鹿児島大学名誉教授/農学博士
九州大学農学部農芸化学科卒、九州大学大学院農学研究科修士課程農芸化学専攻。
1997~2011年鹿児島大学農学部生物資源化学科教授。2011年より鹿児島食品機能研究所所長
ワカメのメカブ、黒酢や焼酎醸造残渣、ねじめびわ茶の食品機能、免疫能亢進(移植ガン増殖抑制)、生活習慣病予防、皮膚老化抑制、メラニン形成抑制、脳機能の老化抑制などについて研究。また鹿児島の温泉水および水の機能について血糖抑制効果、免疫能亢進効果などを解明する。退官後は鹿児島食品機能研究所所長として食品機能研究の相談事業を展開中。
健康と水
水は、私たちの体の約6割を占める構成分です。私たちは1日2.5ℓの水分を食べ物、飲み物、代謝水として体の中に入れ、呼気や糞便、尿として同じ量の水分を排泄しています。2.5ℓの水を毎日入れて出すことで、体の調子を保っているのです。
水がなぜ体に必要かというと、われわれの体は全て酵素反応によって代謝し、エネルギーを得て新しいものを作っているからです。その酵素反応は全て溶液の中で行われ、乾いた状態では行われません。体の中が溶液状態であるために、体にとって水が不可欠なのです。また、体内の組織液や血管中のpHは一定の値(7.35)を維持する必要があり、この維持に関しても水は大きな役割を果たしています。
体に良い水の成分
水はいろいろなイオンを溶かしています。日本の土壌は大体カルシウムが少なく、現代の日本人にはカルシウムと鉄が不足しているのですが、その面から見ても、カルシウム、マグネシウムなど含む関平の水は良い水だと思います。良い水の条件の一つは、体に必要な微量ミネラルを含有すること。ミネラルが多すぎると体によくありませんが、ある程度含みながら、おいしく飲めることが大切です。多すぎたら体に良くありませんが、ある程度含み、お いしく飲めるということ。その点、関平の水は硬度も中くらいですから、飲んでもおいしいし、良いと思います。
研究のきっかけ
関平鉱泉で傷が治る、飲むと胃腸の調子が良くなる、と昔から言われているという話を聞いた時、面白いと思いました。古くからの伝承というのは、いわば人を使った実験の結果に当たります。経験的にたくさんの事例が積み重なっているということは、何らかの真理があるのです。それを検証することが私たち科学者の役割です。関平鉱泉は研究対象として面白そうだと感じました。
研究の結果
まず1カ月人に飲んでいただく実験を行いました。飲用前、飲用中、飲用後の血液中のナチュラルキラー活性や免疫系の細胞の数を調べました。その結果、予想以上にナチュラルキラー活性が上がったのです。水でこんなに効くのかと驚きました。次に、人を代えて2回目の実験を3カ月かけて行いました。その時も明らかにナチュラルキラー活性が上がりました。人の免疫系の要であるヘルパー細胞やキラーT細胞などの数も明らかに上がる、あるいは上がる傾向にある。そのような結果を得て、関平鉱泉には素晴らしい能力があることが分かりました。
広報きりしまチャンネル 2020/07/31