霧島山に降った雨水が長い年月をかけてろ過されながら、大地のミネラル成分をたっぷりと含んだナチュラルミネラルウォーター。
関平鉱泉水は、霧島山麓の自然の中で湧出する温泉水であり、高熱の地下深くを伝ってきていることから、高熱によって溶かされた多くの天然ミネラルが含まれています。

❶西暦1832年 (天保3年)、当時の踊郷三体堂村字田方(現・牧園町)に住んでいた原田丑太郎という田舎武士が、ある夜、夢の中で神のお告げをうけました。

❷「丑太郎よ、よく聞け。ここを流れる田方川をさかのぼ れば、必ず温泉が湧き出すところがある。この温泉を用いると、さまざまな病に効果がある。霧島の宝であるから末代まで大事に用いよ。」

❸目覚めた丑太郎は、長男・伝内とともに、川沿いを上流へと上った。歩き続けること七日間、ようやく巨大な岩石から湧出する温泉を発見。山の中での温泉場整備は困難を極め、苦心の末、丑太郎父子はやっとの思いで温泉場を開くことができました。

❹飲んでよし、入ってよし、の優れた温泉の効能は徐々に知れわたるようになりました。近くばかりか遠くからも、怪我や皮膚病など様々な病に悩む人たちが大勢訪れにぎわい、関平の湯は天下の名泉と言われるようになりました。

❺発見当時から今日までの200年近く、一日約45tの豊かな恵みは尽きることなく、こんこんと湧き続け、県内外の多くの人々に愛飲されています。

湯治場当時の写真(石坂川の泉源付近)

 関平温泉は1832年(天保3年)約200年前に発見されてから多くの人々に湯治場として利用されていました。湯治場(とうじば)とは、温泉地に長く滞在して、温泉の持つ有効成分で病気を治したり、体調を整えたりする宿場のことを言います。

現在の関平温泉

神経痛、筋肉痛、五十肩、神経マヒ、打ち身、関節のこわばり、痔疾、慢 性消化器病、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

単純温泉

温源
関平温泉 摂氏48.5 度
新床温泉 摂氏72.0 度

 永く親しまれてきた湯治場は近くに移設され、現在では関平温泉・関平鉱泉の泉源として絶えることなく湧き続けています。

エネルギー 0kcalナトリウム 5.66mg
タンパク質 0gカリウム 1.79mg
脂   質 0gマグネシウム 1.04mg
炭水化物 0gカルシウム 1.58mg
分析者/鹿児島県薬剤師会